
「お年玉の使い道」で子どもの価値観が変わる? ワークショップで生まれた感動の瞬間とは

「お年玉って何のためにあるの?」
「全部おもちゃに使っちゃっていいの?」
そんな問いかけから始まった「お年玉プランナーになろう!」ワークショップ。
2024年12月27日、中海テレビ放送様が運営するChukaiコムコムスクエアで、小学生向けのお金の使い方を学ぶイベントが開催されました。講師を務めたのは、マーケティングプランナーであり、独立系ファイナンシャルプランナーの西上です。金融商品を販売しない「中立の立場」だからこそ、子どもたちが自分で考え、納得できるようなリアルなお金の話を伝えました。
この日、子どもたちは「使う・貯める・未来のために計画する」という視点で、お年玉の活かし方を学びました。でも、何より驚いたのは、子どもたちの発想の豊かさでした。
「お年玉は、家族が病気になった時のために貯める」 小学生の言葉に大人が感動する
ワークショップの終盤、子どもたちに「お年玉をどう使いたい?」と質問すると、こんな意見が飛び出しました。
「お年玉を貯めて、家族にプレゼントを買いたい!」
「旅行のために貯金する!」
「将来、学校に進学するために少しずつ貯める!」
そして、ある小学生の発言が、会場の空気を一変させました。
「お父さんとお母さんが病気になったときのために、貯金をしておきたい。」
遊びや買い物だけでなく、家族のことを考えてお金を管理しようとする姿勢に、大人たちも思わず感動しました。
すごく素敵な考え方でした。お金は貯めるだけじゃなく、大切な人を喜ばせるために使うこともできることを子どもたちは自然と学び取っていました。
ワークショップは、単なる「お金の使い方」の話ではなく、人を想う心や未来を見据える力を育む場にもなっていたのです。
セミナーの内容:楽しみながら学ぶ金融教育













このセミナーでは、子どもたちが主体的に考え、実際に手を動かしながら学べる参加型ワークショップをふんだんに取り入れました。特に、子どもたちが興味を持ちやすい「お年玉」というテーマを活用することで、楽しみながら学ぶ環境を提供しました。
以下、セミナーの主要な内容をご紹介します:
① お年玉の「使い方」と「貯め方」を考える
まず、お年玉をどう使い、どう貯めるかをデザインする大切さについて話しました。「使うだけではなく、少しでも貯めることで未来がもっと楽しくなる」という考え方を共有し、「今使う楽しみ」と「後で得られる楽しみ」をバランスよく考える重要性を説明しました。
• 使う部分:好きなものを買ったり、友だちとの時間に使ったりするお金。
• 貯める部分:未来の大きな目標に向けて、貯めておくお金。
子どもたちには、実際に「お年玉計画表」を使って、具体的な目標を立ててもらいました。短期・中期・長期の目標を設定し、それぞれに向けてどれくらい使い、どれくらい貯めるかを考えました。
② 「貯金」のメリットを理解する
「貯金をするとどうなるか?」という問いかけを通じて、以下のような貯金のメリットを楽しく学びました:
• 大きな買い物ができるようになる
• 将来のための準備ができる
• お金を管理する力がつく
子どもたちは、「おもちゃやゲームを買いたい」「家族にプレゼントを贈りたい」など、自分のワクワクする目標を挙げながら、具体的に貯める理由を考えていました。
③ お年玉プランニングゲーム
「もし1万円のお年玉をもらったら?」という想定で、「使う」「貯める」のバランスを練習するプランニングゲームにも挑戦しました。グループでアイデアを出し合いながら、目標に向けた具体的な計画を立てる様子は、子どもたち自身の生き生きとした考えや個性が垣間見えるものでした。
未来をつくる金融教育をこれからも!
今回のワークショップを通じて、子どもたちは「お金はただの道具ではなく、未来をつくるための手段である」ということを学びました。
あなたのお子さんは、お年玉をどう使っていますか?
ぜひ、お子さんと一緒に「お年玉の使い方」について話し合ってみてください。
今後も、親子で学べる金融教育イベントを開催予定!
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