プランナーとして決心した日と菅義偉前首相への感謝

プランナーとして前に進むことを決心させてくれた日

2019年12月19日。

冬になると、いつもこの日を思い出します。この日は、私がプランナーとして生きることを決意した大切な日でした。

当時、農業関連ベンチャー企業の役員として、政府の「まち・ひと・しごと創生会議」でスピーチする機会を得ました。首相官邸で政府要人に向けて4分間話すことができたのです。

その経験は、私にプランナーとしての使命感を与え、この道を進む決心を固めるきっかけとなりました。スピーチの内容は、今でも残っています。下のリンクからご覧いただけます。

まち・ひと・しごと創生会議(第21回)議事次第

令和元年12月19日 まち・ひと・しごと創生会議

当時、安倍総理大臣や菅官房長官、麻生財務大臣など錚々たるメンバーが出席する首相官邸で、私は4分間のスピーチをする大役を任されました。

その時期は業務が多忙で、資料作成に割く時間が限られていました。農水省の方々からのアドバイスをもとに、内閣官房の方にも協力いただきながらスピーチ資料を完成させました。

実際にスピーチをするまでの準備は大変でした。何度も練習をしましたが、自然な発表にはならず、固くて棒読みのような発表になってしまいました。反省点として残念な思いもしましたが、この経験が今後の成長につながると信じています。

温かい言葉と想いを菅前総理大臣から

そのような私の失敗などはさておき… 菅義偉前総理大臣のことについて少し触れさせていただきましょう。

テレビでは、クールで着実な仕事を総理大臣にらなられる前の官房長官時代から、こなされていらっしゃった印象の菅義偉前総理ですが、実際お会いさせていただいての印象はとても温かい方でした。

クールな印象とは真逆で、表情にはあまり表されませんが、お言葉のひとつひとつがとても温かい印象だったと未だに強く覚えています。

お電話頂いた際の温かいお言葉、会議が終わった後の温かい激励のお言葉、優しく情に厚いリーダーである菅義偉前総理大臣のファンに改めてなったのでした。

実はというと、菅義偉前総理は、秋田県の農家から一歩一歩着実に国のリーダーになられた立身出世伝の英雄のような政治家です。

田舎から東京へと金融を極めることを目指した私は、元々ファンだったのです。

菅義偉前総理大臣の優れた不言実行能力

その他、菅義偉前総理を尊敬することは多くあります。

菅義偉前総理は、多くは語られませんが完璧な仕事を行うこと、それも1つだと思います。

2021年12月現在、コロナが大きく減勢し、これが日本の奇跡と世界から注目を浴びています。

しかし、これは努力した日本国民の存在はもちろんのことですが、リーダーとして最後まで指揮した、菅義偉前総理の功績も大きいと私は思っています。

私には、尊敬する優秀な人や先輩が何人もいますが、その人たちには共通点があります。

それは、その人たちの完璧な仕事の遂行力によって、苦労も成果も目立たないということです。大きな成果を発揮するのに、なんのトラブルも起きません。そのため、苦労して行ったようには外から見えないのです。

苦労せずして成果をあげたようにも見えますが、むしろそれは逆です。見えないところで、命を削るような努力を人知れず行った結果なのです。

一般的に私も含めて、優秀でない人は、そこまでの努力や工夫をしません。もちろん、努力せず仕事を行った人には、トラブルが多く発生します。よい成果も現れません。

しかし、トラブルが多発して苦労していると、周りからは大変そう、苦労しているようにも見えるので不思議なものです。

このようにして、目立たないように成果を上げる優秀な人と、トラブルばかりが目立って成果が上がらない人との仕事力は差は相当に大きいものになってしまうのです。

本当に素晴らしい仕事というのは、命を削るような苦労を、表には感じさせない自然でクールに行う仕事であるのです。

良い仕事は、あまりにも自然すぎてその苦労が見えないことも多いものです。

大きな成果を気づかれないぐらい自然にクールに出す

このような経験を経て、私は、プランナーとしてお客さまを喜ばせる完璧な仕事をしたいと強く思いました。

いなくなってから良さに改めて気づくぐらいの、苦労も何も見えないような完璧でクールな仕事を、プランナーとしてやっていきたいと強く思います。

首相官邸で菅義偉前総理大臣にスピーチをさせていただくという、私の人生の中で最も光栄な機会を頂戴しましたが、これからの仕事でこれを超えたいと思います。それが私の死ぬまでの間のライフゴールです。

首相官邸でのスピーチを超えるような、また人生の記憶に残るような、実務家として、また経営者として、加えてプランナーとしてかっこよくて、美しい仕事を自然にできるようになりたいと思います。

菅義偉前総理大臣とは、いつか再びお会いできるような光栄な機会を得たいと思います。そして、このような気づきをいただいたことに感謝の想いをいつかお伝えしたいと思います。

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