どんな難所でも美しく走るやくもが好き


根雨の駅を出たやくもが、見えなくなるまで加速していきました。

移住して商売を始める人への応援は、鳥取県内のどの町にもあります。空き家バンク、改修費の補助、創業補助金。走り出しのところは、どこも手厚い。
差がつくのは、走り出したあとでした。業種を変えたいとき、商品を磨きたいとき、新しいものを出したいとき。開業の勢いが落ち着いてから必要になるものが、用意されていない町もあります。

日野町は、そこが切れていませんでした。起業、異業種参入、商品の魅力アップ、新商品開発。町の制度が階段のように並んでいて、しかも後ろにいくほど手が厚くなります。走り出しの勢いではなく、走り出したあとで速度が上がっていく形です。

書類のほうも、一人で抱え込まずに済みます。商工会には経営支援員が常駐していて、事業の中身を人に説明できる形に整えるところから相談に乗ってもらえる。補助金の書類は作文ではなく事業の設計図を出す作業なので、隣に人がいるかどうかで進み方がまるで変わります。小さな町の距離感が、そのまま効いてくるところでした。

県内の町の制度をひととおり見て回ったうえでの実感として、起業したあとのバックアップという点では、日野町は鳥取県内でいちばんアツい町だと思っています。

根雨を出たやくもは、あっという間に小さくなって、お尻が見えなくなりました。事業者の背中も、あのスピードで押せたらいい。日野町の制度を並べていると、町が本気でそこを狙っているように見えてきます。
条件は年度や区分で変わります。気になったら、役場の産業振興課か商工会で聞いてみるのが確実です。

#地方起業 #鳥取移住 #日野町